NAOZANE「あなたの身近な法律相談」アーカイブ

第 4回(「TOWN NEWS NAOZANE®」2021年1月号掲載)

テーマ:若者が狙われるSNSでの詐欺事件について

20歳(2022年4月1日からは18歳)で成人になると,親権者の保護から離れて
自分の自由な判断によって様々な契約が可能になります。
未成年者は「未成年者取消権」という強力なバリアの対象となっていますが,
成人になった途端にバリアがなくなる一方,判断力は未成年とほぼ変わらないため,
成年年齢は詐欺被害に遭いやすい年齢ともいえます。
高齢者と成人になりたての方は詐欺被害に遭いやすいという統計データがあります。

自分は大丈夫と過信せず,即決の判断を求められたときにはまず保留して,
インターネットで業者名や手口(勧誘の言葉)を検索してみるのが効果的です。
一人で考えても判断できない場合は,最寄りの消費生活センターにご相談ください。
熊谷市にお住まいの方であれば,月曜~金曜の9:30~12:00,13:00~15:30の間に,
「048-524-7321」(消費生活センター熊谷直通番号)にお電話をすればご相談可能です。
土日祝日であっても局番なしの「188」であれば,繋がる窓口に相談可能です。
上手にご利用いただいて,被害を未然に防ぎましょう。